理事長挨拶

理事長紹介

新緑の候、若葉かおる季節となりました。 皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのこととご推察申し上げます。
当院では、一般内科をはじめ、消化器疾患を中心に皆様のお役に立てるよう精進しているところでございます。
最近の動向といたしまして、消化器疾患の若年層への広がりが懸念されています。癌や、腫瘍などの通常で知られ、又所見としても明らかに確認できる疾患ではなく、組織表面上では殆ど所見として認識されず、長期に渡り消化管の不具合を感じている人々が若年層を中心に広がっています。食後や空腹など関係なく、日ごろ、お腹の不快感を感じている中、突然の激痛を経験する方が増えています。そのようなご経験をされた方は、受診されてみてはいかがでしょうか。
また、食事や生活習慣の影響でしょうか、大腸がんの発見率が上昇しています。大腸がんも早期の段階では怖いものではありません。大腸がんの早期発見には内視鏡検査が最も有効な検査のひとつと考えられています。しかしながら、大腸内視鏡検査は検査前に下剤を飲むという煩わしい準備を避けて通ることはできません。消化管の病気は、毎日の食事が通過する臓器であることから、その不具合は食事の楽しみを奪う辛い病気となります。
季節に合ったさわやかな生活を営むためにも、消化管に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。上部内視鏡検査(胃カメラ)や下部内視鏡検査(大腸カメラ)をお受けになられることをお勧めいたします。

医療法人社団 勝美会
いわもと内視鏡内科クリニック
理事長  岩本美智子

略歴

1990年大分医科大学卒業後、長崎大学医学部第二内科入局。コロラド大学消化器科フェロー(Dr. Dennis Ahnen)、NIH(アメリカ国立衛生研究所、NIDDK)フェロー(Dr. Bill Jensen)、コロラド大学消化器科助手(Dr.Dennis Ahnen)を経て、2003年自治医科大学消化器内科助手。
2008年より自治医科大学消化器内科学講座講師。2020年6月、いわもと内視鏡内科クリニック開設。

学位

学位
1997年3月1日 長崎大学
学位論文名
Apoptosis of crypt epithelial cells in ulcerative colitis: the J. of Pathology; 180:152-15, 1996

資格

  • 日本消化器内視鏡学会:専門医、指導医、評議員
  • 日本消化管学会:胃腸科認定医、暫定専門医
  • 日本内科学会:認定医